与太郎の奏でる音楽

出来事を文字にして白地の空間に毎日投げ込む

開いている傘ならわかるけども

風の強い日に洗濯をしていたら、近くを通っている電線に何か違和感があり、目を凝らした。
電線にビニール傘が引っかかっていた。傘はとじられ、巻きつけるバンドまで留めてあった。人がよいしょとかけられる高さではない。
あの傘はどうやってあそこに辿り着いたのだろうか。
風で飛んでひっかかるものだろうか。開いている傘ならわかるけども。
閉じた傘が飛んで、電線にきれいにシャッと引っかかったのか。
それか人が投げたのか。もしくはカラスが重み耐えきれなくて捨てたのか。
考えれば考えるほど謎は深まるばかりなのだ。