与太郎の奏でる音楽

出来事を文字にして白地の空間に毎日投げ込む

小1が飛んでいる

録画したNHK『カラーで甦る古今亭志ん生』を見た。
過去にNHKで放送された生前の志ん生の公開収録をカラー化したものだ。

www.nhk.jp

これがとても面白かった。
志ん生の落語はCDで聞いていたが、心地よさや緩急の面白さは感じていたが、古い音声のせいか細かなセリフの部分が聞き取りづらかったりして、そこまで深く聞いてこなかった。
この番組は字幕対応していたので、最初から字幕を出して見たらギャグやユーモアの捻り、一言の強さがめちゃくちゃ伝わってきた。
『風呂敷』を演っていたのだけど、『風呂敷』ってこんなに面白い噺だったんだとちょっと感動してしまった。志ん生すごい。
本編前に五街道雲助師匠が出ていてテンションが上がる。
この方の弟子の桃月庵白酒師匠が私の推しなのだ。

🙇

家で仕事をしていたのだがちょっと行き詰まり昼寝をする。
行き詰まると大体昼寝、というかふて寝をする。
入眠できそうなところで外から「カァ!」と聞こえた。
カラスがベランダの中に入って来ていた。
ピョンピョン飛んでは「カァ!」と鳴いていた。
カラスは7歳くらいの知能があると知ってからは、カラスを見るたびに「小1が飛んでいる」と思ってしまう。
小1だったらある程度話は通じるだろ、と思い近くにいたらなるべく話しかけるようにしている。
窓を開けて「どしたの」と話すと人が出てくると思っていなかったのか、ちょっと「うわっ」と一歩引いたりしていたが、しばらく「カァ」「カァ」とやり取りしてから飛んでいった。
カラスを見送ってからふて寝をした。

🐦‍⬛

締切をふたつ終える。
もうへろへろ、なんだけど締切を終えた時は大体頭がフルで回っているのですぐに休めない。
フル回転していたモーターを冷ますように、長距離ランナーがゴール後も少し走るように、クールダウンの時間を作る。といってもやることといえば飲酒だ。
録画し溜めたテレビ番組を見て、あれこれと話す時間がクールダウンめいたものになる、と思っている。