与太郎の奏でる音楽

出来事を文字にして白地の空間に毎日投げ込む

2分20秒だけ、見てみて

パレスチナについて、新たに調べた記事や動画などのリンクと、こちらの署名リンクも追加(あと署名も)しようと思う。

ちなみに前回の記事はこちら。

maroonfield2000.hatenadiary.com

 

民族浄化」という言葉をちゃんと知りたくて、調べてみた。 月村太郎さんの文章が出典付きでわかりやすかった。

民族浄化(ethnic cleansing)について

https://www.jstage.jst.go.jp/article/nenpouseijigaku/60/2/60_2_31/_pdf

インタビュー第一弾、早尾貴紀氏『思想史の観点から見たイスラエル/パレスチナ

jips.amebaownd.com

例えば中東に行くと、特にアラブ人から、日本は中東で悪さをしていないので、アラブ人は親日的だと言われるんです。しかし、日本が中東で悪さをしていないことと、東アジアにおいて特権的に植民地的、帝国主義的な領土拡張をしたこととは、表裏一体なわけです。つまり、日本とイギリスはそこで手を結んでいて、「日本はインドより西には手を出さない、その代わりにイギリスは東アジアには手を出すな」というような相互協定が日英協定にはあるわけですよ。だから、例えば委任統治問題も、パレスチナ委任統治をイギリスに認めることと、南洋群島委任統治を日本に認めることは、同じ会議の場で、相互承認をし合って決まっていることなんです。南洋群島はドイツから、パレスチナオスマン帝国からですね。そこで、ドイツ帝国オスマン帝国は同盟関係でしたが両国ともに負けたわけですね。そして、彼らが持っていた領土や植民地を第一次大戦の勝国である日本とイギリスとフランスが分割する。その時にパレスチナを含む中東をイギリスとフランスが、南洋群島を日本がもらうよ、との事をお互いに承認しあったわけです。そういう点で、日本の植民地支配と、ヨーロッパ諸国による中東の分割は、タイミングが同じなだけではなく密接に関わり合っている。それらを関連付けて考えた方が色んなことがクリアに分かりますし、ひとごとではないんですね。だから、アラブ人は親日的で良いという話ではなく、日本が東アジアで悪い事を沢山やったことと、イギリス、フランスが中東に対して手を突っ込んでズタズタにしたことは同じことであると僕は思っています。そういうことで、中東地域に関心を持つということの中には、少し強い言葉ではありますが責任の一端を持つことにもつながっていると思います。それは、近代史的な観点ですね。もちろん現代史、特にオスロ合意以後に関してはアメリカ合衆国の中東政策に対して日本はアメリカの同盟国としてある種加担もしている訳ですね。そういう意味でも責任がある。また、僕はちょうど2003年のイラク戦争の時に、ヘブライ大学にいました。僕の場合はアラブ人とも付き合いが多く、しょっちゅう「なぜ日本はアメリカと一緒になってイラクに攻撃に行ったんだ、自衛隊まで送り出して」「せっかくアラブ諸国の間では日本の評判はいいのにアメリカと一緒に加担したら日本の評価がガタ落ちになるぞ」と言われ、自分の意見を求められたこともありました。そこで日本はアメリカの中東政策に関して共犯者に近いとアラブ世界で見なされつつある、と実感したわけです。折角日本は中東に対して第三者的で、政治的仲介や支援がやりやすいとまで言われていたのですが、そのメリットをどんどんなくしてしまっている。このあいだの安保法制でアメリカとの軍事同盟を強めてしまっていることについては、とても問題が大きいと思っていて、歴史的な責任だけでなく、現代の政治的な責任も負っているな、とも思っています。それが、現在の中東に関心を持つことに対する答えになりますかね。

 

【動画】「ガザで一体何が起きているか -民族浄化とは何か-」

www.youtube.com

Podcast】特集「イスラエル軍ガザ地区・南部への侵攻~今後の情勢はどうなるのか?」

open.spotify.com

コーネル・ウェスト氏によるパレスチナ連帯の演説(11月8日・NYC国連前)の動画が公開されていた。2分20秒だけ、見てみてください。

この字幕付き動画を作成した山中澪さんのプラカード(フリーダウンロード可だそうです)

 

どうしてもデモに駆けつけられないのでブックカバーにして携帯することにした。 電車の中や喫茶店などで、静かにデモができる。

即時停戦を求める署名活動も行われている。

 #CeasefireNow ガザ地区イスラエルにおける即時停戦を求めます

www.change.org