与太郎の奏でる音楽

出来事を文字にして白地の空間に毎日投げ込む

必見のドキュメンタリーだ

最近見た動画や番組などをまとめてみた。

 

「不条理はやがて自分に跳ね返る」ルーツはパレスチナと日本 18歳ラッパー怒りの詩「また人が死ぬ」

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寿命を迎えて終わるんじゃなくて、今起きていることは、人によって「殺される」ということが起きています。

 

人が死んでしまうこと、つまり「人が死ぬ」ということは僕の人生の経験上でも、一番悲しいことで、身内が死んでしまったり、知っている人が亡くなっちゃったりとか、本当に重たいことです。しかし、今回の戦争でも、他人の死に対して「どうでもいい」と思ってる人が多いのかな?というのを感じてしまって。

 

日本でもその他の国でもそうですけど、自分や自分の身内が知らない人だから「死んでしまっても大丈夫」なんてことは、あるわけないと思うんですよね。

 

「死」はいつ自分たちにその番が回ってくるかもわからないし。そういう社会を許してしまっていいのかと。

 

多くの人が死んでいるのにもかかわらず、結構日本ではその何だろう、イスラエルの声を正当化する言動というのを、度々聞いたり見たりして。いやいや、人が死んでるじゃんって。人が死んでるんだから「正当な理由があるよね」で済まされるんじゃなくて、もっとその人が死ぬっていうことの重大さについて理解しようよ、という憤りや怒りというのがありましたね。


 

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ドラマ『MO /モー(Netflix)』

www.netflix.com

『MO/モー』はA24制作のドラマ。
パレスチナ難民でアメリカに移住してきたコメディアン、モー・アマーが、主演と脚本を担当し、自身の半生をドラマにしたものだ。
オフビートコメディとしてもめちゃくちゃ面白いのでぜひ。

2つの文化、3つの言語の狭間で数々な困難を乗り越えてきたパレスチナ難民のモー・ナジャー。亡命者としてアメリカの市民権を得るまであと一歩のところで停滞したまま生きてきました。打たれ強く信心深い母、姉、そして兄と家族でテキサス州のヒューストンに逃れてきた彼は、辛いことを笑い飛ばしながら新しい環境に適応していきますが、同時に、人生で前に進むためには、挫折が伴うことも学んでいきます。

 

『青い募金箱 イスラエル建国の真実』

www.nhk-ondemand.jp

これがめちゃくちゃすごいドキュメンタリーだった。ディレクターであり語り部でもある、ミハル・ワイツが、自身の曾祖父で、イスラエル建国に尽力し「森の父」と呼ばれたた人物でもあるヨセフ・ワイツの人生に迫る、というあらすじだけを読むとクラクラするのだが、ミハル・ワイツが曾祖父の名前をネットで検索したら実際に伝え聞いた功績とはかけ離れた人物であることがわかり、さらに曾祖父が生前に残した膨大な量の日記が出てきて、初めて曾祖父が何をしたのかがわかる、という内容だ。見応え十分、そして何よりヨセフ・ワイツの子孫たちが目を背けずに真摯に向き合おうとしているのが伝わってきた。
必見のドキュメンタリーだ。

ユダヤ民族基金の土地・森林局の責任者だった曽祖父ヨセフが残した5000ページの日記を読み始めたミハルは、学校で教えられた歴史とは全く異なる現実に気づかされる。パレスチナ人地主から土地を買収し、住民を追い出すことを繰り返していた曽祖父の苦悩。さらに、植樹によって森を作る活動の真の目的は、パレスチナ難民が戻って来られないようにすることだった。 原題:Blue Box(イスラエル 2021年)