与太郎の奏でる音楽

出来事を文字にして白地の空間に毎日投げ込む

「ねー」って言い合うこと

隣の駅まで歩いて買い物をしに行った。
途中のコンビニで「機能性表示食品」って書いてあるお茶を見つけた。
「脂肪を燃焼しやすくする」みたいなことが書いてあった。ぜひとも脂肪を燃焼しやすくしてほしいので迷わず買った。
冬の散歩が好きだ。歩き始めの最初は、体が冷えてくる感じがんだけど、血が回ってくる感じというか、首や足首とか、冷えていた部分がだんだん温まってくる感じがするのだ。
もしやこれ、脂肪を燃焼しやすくしてくれてる!?って思ったのだが、まだお茶を開ける前だったので、ただただ動いて体が温まっているだけだった。

🍵

ナンプラーを買い、その近くのちっちゃな八百屋の前を通りがかって「おや」となる。
その八百屋は最近移転してきたばかりの割とあたらしいお店で、雑居ビルの1階の、薄暗い一角に所狭しと野菜が詰められているような場所であまり足を止める機会はなかったのだけど、「キャベツ50円」の文字を見つけて、思わず足を止めた。
キャベツ50円て。安すぎないか。そんなことがあっていいのだろうか。
近づいてみると、小ぶりのキャベツだった。しかし割とずっしりしているしみずみずしかったので買うことに決めた。すると隣にはパクチー100円の文字。まじかよ。
小松菜も80円、レタス1玉100円。どうしたんだ。閉店するのか。
お会計の時に店主が野菜を見てはい何円、これ何円って口頭で計算して、レジのところに330円の表示が出て、あまりの安さに思わず笑っちゃったら、店主さんが「安いでしょ?」って言ってきたので、つい「安いですねー」って言った。そしたら店主さんが「ねー」って言ってきたので、なんかわかんないけど私も「ねー」って返して、2人で少し笑ってからお店を出た。
「ねー」って言い合うことあまりないので、良い時間を過ごせた。