与太郎の奏でる音楽

出来事を文字にして白地の空間に毎日投げ込む

デジタル里帰りというか

『Night in the Woods』ってゲーム、操作性もゆるめだったので去年ゆるゆるとクリアしたんだけど、クリア後もそんなに思い出もないこの町になんとなく帰ってきて「やっぱやだなぁここ」って思いながら、またやり始めるゲームで何度もやってしまう。

playism.com

デジタル里帰りというか、ない故郷に帰る感じというか。
個人的に全く思い入れもない町なのに、無性に懐かしくなって帰ってきてしまう不思議なゲームなのだ。
可愛らしい絵柄なのに割と凄まじいことが起こるのにもびっくりする。
地元最高!を謳うのかな、と思いきや真逆のもっとパンクなメッセージが伝わるこのゲーム自体がある種の自分にとっての里帰りなのかもしれない。
あと個人的にセリフの訳がまじですごかった。
英語をよくわかるわけじゃないけど、登場人物のやり取りのユーモアとかがすごく端的かつ笑いを誘うもので大好きだった。
ゲームの人物たちがこんなに自然な会話をするんだっていうのが衝撃的だった。この衝撃でドラマを作りたいって思ったし、ゲームを作ってみたいとも思えた。