AppleTVで配信中の映画『フローラとマックス』を見た。
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『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』『シング・ストリート 未来へのうた』などの音楽映画やドラマ『モダン・ラブ 〜今日もNYの街角で〜』を手掛けてきたジョン・カーニー監督の最新作が、日本では劇場公開せずAppleTVで独占配信になっていた。
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もう最高。ジョン・カーニーにありがとうと言いたいくらいに良かった。
『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』『シング・ストリート 未来へのうた』は、主人公たちが「自分にとって音楽とは何か」をしっかりわかっている人たちが、音楽を通じて自分の人生を切り開こうともがく話だが、今回は、自分にとって音楽がどんなものかわからない人(orわからなくなってしまった人)が主人公だった。
だからこそ中盤まで流れる曲たちはどこかぎこちなくて力が無い(劇中の登場人物たちもそれに言及している)。
🥊
そして既存の、とある大名曲を見るシーンを経てから、音楽が変わり始めるのだ。
音楽が変わり始めると同時に親子にもある試練が訪れる。
そこからはちょっと正直ずっと泣いていた。
最後の曲はもう、目の前が見えなくなるくらいになってしまった(主演の方の歌声が素敵だなと思ったらボノの娘さんだと知りびっくりした)。
ただ家族万歳!ではなく、ちゃんとそれぞれ個であることを尊重していて素晴らしかった。
2回目のタイトル出るところずるいよ。
💻🥁🎸🎤
この映画を見てから日本のとある作品が3つ思い浮かんだ。
メモの代わりにここに書いておこうと思う。
1つ目は、宇多田ヒカル『One Last Kiss』のPV。
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2つ目はブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の『バッドでラップなクリスマス』のエピソード。
www.shinchosha.co.jp
3つ目は是枝裕和監督『そして父になる』※本作では「母』になる、だ。
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見た人が「あっ」となってくれたらうれしいな。